各界において学者や著名人を多く輩出する研究重視型の大学

全豪で最上位に入る名門校

1946年にオーストラリアにおいて、大学院研究を唯一専門とする国立大学として設立。当初の研究は、物理学、医学、社会科学、太平洋学の4専門分野から構成され、その後あらたな研究分野に加え学部課程が併設されることになり、現在のオーストラリア国立大学の形が整いました。大学のランキングを表す複数の国際指標によれば、オーストラリア国立大学は全豪ナンバーワン、世界でも上位に格付けされる大学として世界的に知られました。”QS世界大学ランキング2025“では、総合評価として世界30位にランクイン。オーストラリアの大学連合 “Group of Eight“の1校でもあります。

リサーチ重視の大学

学部生約10,200名、大学院生約7,100名、学生総数約17,300名以上 (内留学生は約6,900名)に加え、約1,700名の大学職員を擁する総合大学です。(2024年情報)
学部は、人文社会科学、ビジネス/経済学、アジア太平洋学、工学/コンピューティング/サイバネティックス、法学、医療/薬学、科学の7つのカレッジ(学部)から形成されています。
また、研究室は、人文科学、社会学、会計学、経済学、金融・保険数理学・統計学、マネージメント、心理学、解剖学・天体物理学、生物学、化学、地球科学、物理学を網羅しています。

充実した大学施設

オーストラリア国立大学は、図書館、コンピューター、アートギャラリー、大学寮、スポーツ施設、カフェ、レストラン、銀行、旅行会社、本屋等がキャンパス内にあり、充実した施設が揃っています。またキャンパスに隣接するCivic(キャンベラの中心地)にはバスターミナル、空港リムジン、ホテル、ショッピングモール、様々な飲食店が立ち並び、便利な立地が自慢です。

首都キャンベラ

人口約48万人のキャンベラは、シドニーから約300kmにあるオーストラリアの首都です。連邦議会議事堂、立法・行政・司法機関、外国大使館が立地している他、国立美術館や国立図書館などの文化施設も充実しています。多文化都市であるキャンベラは、地元で生まれ育った人の数よりも海外を含むキャンベラ以外の出身者数が圧倒的に多いのが特徴的です。郊外の緑豊かな落ち着いた雰囲気は、勉強に集中しやすい環境といえるでしょう。

ANUの教授陣と卒業生

オーストラリア国立大学はさまざまな分野で活躍する学者や著名人を多く輩出しています。

  • Howard Florey ノーベル生理学・医学賞1945年
  • John Eccles ノーベル生理学・医学賞1963年
  • John C Harsanyi ノーベル経済学賞1994年
  • Rolf Martin Zinkernagel ノーベル生理学・医学賞1996年
  • Peter Doherty ノーベル生理学・医学賞1996年
  • Hedley Bull 国際政治学者
  • David John Chalmers 哲学者
  • John Henry Coates 数学者
  • Tessa Morris-Suzuki 日本研究者
  • Kevin Rudd 26代目オーストラリア首相